ICU UNESCO CLUBLOG
ICUユネスコクラブのブログです。
是非ご覧ください♪
2012
こんにちは!15のめぐみです^^
今日は2/10の勉強会について書きたいと思います。
今回も前回までに引き続き、インドネシアのスタツアに向けての勉強会で、教育グループと開発グループが発表を行いました。
*教育グループ
まずは、前の発表で出た質問に対する回答を行いました。学校の数は近年増えているが、特別教室や教師の質などの観点では足りているとは言えないこと、標準語以外の言語の教育について、都会と地方では大きな教育格差があることの説明をしました。一方で、なぜ高等教育が普及しないのか、進級試験に受かれない学生が多いのか、と言った簡単には答えが出せない質問もありました。
次にスタツアで訪問するインドネシア教育振興会とNPO法人バリ教育交流協会についての紹介がありました。インドネシア教育振興会では、実際に現場をみること、現地の職員やスタッフにお話を伺うことで、インドネシアにおける教育をより深く理解できることが期待されます。NPO法人バリ教育交流協会については、現地のスタッフの方からForumのお誘いがあり、発表後、それについての話し合いも行いました。
その後は、インドネシアにおける言語教育について歴史的観点からの説明をしてくれました。インドネシアの言語政策は、オランダ植民地時代、日本占領時代、独立後の3つに大きく分けられ、公用語は日本による占領を境に、前がオランダ語、後がインドネシア語となっています。また、インドネシアの教科書によると、日本による占領は悪い面だけでなく、インドネシアの力を向上させてくれたという良い面も持つと考えられており、それが現在のインドネシア人が親日と言われる理由の一つだと言われているそうです。
最後に日本とインドネシア教育の関わりについて、ゲーム形式で楽しく分かりやすく説明してくれました。日本に留学してくるインドネシア人は日本の出身国別留学生数ランキングで第8位だそうです。人気分野は、経済、経営、理工学、日本語・日本文化ですが、日本語学習目的は日本語への興味より、コミュニケーションの手段として、現職や就職のためなど、実利的なものが多かったです!
*開発グループ
スタツアでいく予定のマングローブ情報センターとJICAについて説明してくれました。
マングローブは、マレー語と英語の合成語で意味は植物の総称であり、地域住民にとっては素材や食材として、地球的視点からは生態系や生物多様性の保全において、とても有用性が高いです。インドネシアのマングローブは世界で4分の1を占めています。
またJICAは地熱開発計画策定に対する技術協力、円借款による資本協力を行ってきました。しかし、政府直轄の事業だけでは、電力量が不足してしまうため、民間事業者の参入を進めることが現在求められています。今後のビジョンとしては、従来の支援に加え、日本の力だけでなくインドネシアと協力して、政策対話や制度改善のための調査を行うことが考えられているそうです。
ちなみに地熱発電は、効率性に大変優れており、化石燃料を使わない、天候に左右されない、新たな熱発生がないというメリットがあります。一方で、景観が損なわれる、調査に時間がかかる、火山性の災害に遭遇しやすいというデメリットがあります。
また、日本は原子力に頼っていましたが、3.11の地震を機に原子力の是非についての論争がなされています。そこで、インドネシアで地熱発電を行い、今まで利用していた天然ガスの使用量を減らし、日本に輸出するのが良いという意見もあるそうです。
次回は2/17、文化グループと人権グループの発表です。
今日は2/10の勉強会について書きたいと思います。
今回も前回までに引き続き、
*教育グループ
まずは、前の発表で出た質問に対する回答を行いました。
次にスタツアで訪問するインドネシア教育振興会とNPO法人バリ
その後は、
最後に日本とインドネシア教育の関わりについて、
*開発グループ
スタツアでいく予定のマングローブ情報センターとJICAについ
マングローブは、
またJICAは地熱開発計画策定に対する技術協力、
ちなみに地熱発電は、効率性に大変優れており、
また、日本は原子力に頼っていましたが、3.
次回は2/17、文化グループと人権グループの発表です。
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2012
Selamat sore(こんにちは)、15のえりなです。
実は初めてのブログなので、ドキドキしています。
今日は1月27日の勉強会について書きたいと思います。
今回はインドネシアのスタツアに向けて、文化グループと人権グループが発表を行いました。
*文化グループ*
まず最初に、簡単なインドネシア語を皆で練習しました。インドネシア語では、日本語の「こんにちは」にあたる言葉が2つあり、”Selamat siang”は10時~15時、”Selamat sore”は15時~18時に使うそうです。
インドネシア語講座の後は、インドネシアにおける民族と芸術について説明してくれました。宗教はイスラム教、キリスト教、ヒンドゥー教、伝統宗教などが信仰されていて、イスラム教徒が人口2.38億人のうち約76%を占めるそうです。
皆さんは、ワヤン・クリットという人形術文化を知っていますか?世界史を勉強した方は聞いたことがあるかもしれません。ワヤンは人間の心に宿る影、クリットは人形が牛の皮で作られていることから、皮という意味があります。影を用いた人形劇であるにもかかわらず、人形には色がつけられていて、影が映るスクリーンの裏は、美しい色が見られるあの世とされているそうです。
次にクバティン問題についてでした。1950年までインドネシアを支配し、イスラームの影響を嫌ったオランダがイスラームとの関わりを遮断したことで、正統なイスラームとは異なる色彩をもつクバティン=ジャワ神秘主義がうまれたことが事の発端です。正統派イスラームに目の敵にされ、イスラームとして認められなくなったクバティンは、宗教と信仰は別だと主張し、イスラームの「信仰」として権利が認められるようになったそうです。クバティン問題は複雑で難しかったです…。
最後に食文化について説明してくれました。インドネシアではコウモリやネズミ、犬が市場に並んでいるそうです…。イスラム教と食の関わりとして、イスラム教国では食品全てにハラム(禁忌)かハラル(禁忌とされていないもの)かの表示が義務づけられています。また、インドのヒンドゥー教では豚は不浄のものとされているのに対し、バリ=ヒンドゥーでは最高のごちそうとされているそうです!同じ宗教でも、地域によって大きく異なるのですね。
*人権グループ*
まずは子供の人権、特に児童労働についてです。インドネシアでは約8%にあたる400万人の5-17歳の子供たちが労働に従事しています。子供が従事する仕事としては、商業的性搾取、人身取引、麻薬、履物業などが代表的で、油やしプランテーションで働く子供の半分以上が親の命令で働いているという調査結果も出ています。
次に女性の人権についてです。インドネシアのジェンダー開発指数は94位となっています。イスラム教の規定として、4人まで妻をもてる一夫多妻制がとられており、また賃金や教育面でも、女性は男性より不利な立場に置かれています。また、海外に出稼ぎに行く労働力のほとんどが女性だそうです。
次回は2/10の開発グループ&教育グループによる勉強会です。
実は初めてのブログなので、ドキドキしています。
今日は1月27日の勉強会について書きたいと思います。
今回はインドネシアのスタツアに向けて、文化グループと人権グループが発表を行いました。
*文化グループ*
まず最初に、簡単なインドネシア語を皆で練習しました。インドネシア語では、日本語の「こんにちは」にあたる言葉が2つあり、”Selamat siang”は10時~15時、”Selamat sore”は15時~18時に使うそうです。
インドネシア語講座の後は、インドネシアにおける民族と芸術について説明してくれました。宗教はイスラム教、キリスト教、ヒンドゥー教、伝統宗教などが信仰されていて、イスラム教徒が人口2.38億人のうち約76%を占めるそうです。
皆さんは、ワヤン・クリットという人形術文化を知っていますか?世界史を勉強した方は聞いたことがあるかもしれません。ワヤンは人間の心に宿る影、クリットは人形が牛の皮で作られていることから、皮という意味があります。影を用いた人形劇であるにもかかわらず、人形には色がつけられていて、影が映るスクリーンの裏は、美しい色が見られるあの世とされているそうです。
次にクバティン問題についてでした。1950年までインドネシアを支配し、イスラームの影響を嫌ったオランダがイスラームとの関わりを遮断したことで、正統なイスラームとは異なる色彩をもつクバティン=ジャワ神秘主義がうまれたことが事の発端です。正統派イスラームに目の敵にされ、イスラームとして認められなくなったクバティンは、宗教と信仰は別だと主張し、イスラームの「信仰」として権利が認められるようになったそうです。クバティン問題は複雑で難しかったです…。
最後に食文化について説明してくれました。インドネシアではコウモリやネズミ、犬が市場に並んでいるそうです…。イスラム教と食の関わりとして、イスラム教国では食品全てにハラム(禁忌)かハラル(禁忌とされていないもの)かの表示が義務づけられています。また、インドのヒンドゥー教では豚は不浄のものとされているのに対し、バリ=ヒンドゥーでは最高のごちそうとされているそうです!同じ宗教でも、地域によって大きく異なるのですね。
*人権グループ*
まずは子供の人権、特に児童労働についてです。インドネシアでは約8%にあたる400万人の5-17歳の子供たちが労働に従事しています。子供が従事する仕事としては、商業的性搾取、人身取引、麻薬、履物業などが代表的で、油やしプランテーションで働く子供の半分以上が親の命令で働いているという調査結果も出ています。
次に女性の人権についてです。インドネシアのジェンダー開発指数は94位となっています。イスラム教の規定として、4人まで妻をもてる一夫多妻制がとられており、また賃金や教育面でも、女性は男性より不利な立場に置かれています。また、海外に出稼ぎに行く労働力のほとんどが女性だそうです。
次回は2/10の開発グループ&教育グループによる勉強会です。
2012
Selamat malam(こんばんは)、15のななです。
まりさんから広報を引き継ぎました。よろしくお願いします!
さて、今回はベイクセールと勉強会のことについてです。
1月17日(火)のランチタイムに、ベイクセールを行いました
今回は桃のケーキ、クッキー、ガトーショコラ、マフィンなどの手づくりお菓子を販売しました♪
たくさんの人に買っていただき、売上金額はなんと11000円!!!
このお金は、今回のスタツアで出会うインドネシアの子供たちのために使われます。
お買いあげいただいた皆さん、ありがとうございました
そして、1月20日(金)にインドネシアスタツアへ向けての勉強会を行いました。
前の勉強会はインドネシアの基礎知識を養うのが主な目的でしたが、今回の勉強会は教育、開発、人権、文化にフォーカスしてより深い内容になっています。
今回は教育&開発のプレゼンでした。
教育グループ
インドネシアの教育システムなどの基礎知識から宗教と教育の関わりやインドネシアの教育の問題点などについて説明してくれました。
インドネシアでは教育文化省所管の学校(スコラ)と宗教省所管の学校(マドラサ)の2種類の学校があります。この2つの学校の大きな違いはマドラサは宗教を重視した教育(イスラムのしつけ)を行っていることです。スコラではなくマドラサを選ぶ理由はイスラムのしつけを学校でも受けたいからなのかな、と思うと思います。しかし、実際はそうではありません。マドラサの学費の方がスコラより安いため、マドラサの方が貧しい家庭の子供たちが通っています。宗教をもっと学んでほしいからという理由ではなくて、親の経済力がどちらの学校に行くか決めてしまうというのは…ここでも貧富の差があらわれてしまうのですね。
このプレゼンで私が衝撃を受けたのがインドネシアの小学校・中学校では全国統一卒業試験が行われ、成績が一定水準でなければ義務教育でも落第させてしまうことです。日本では滅多に落第なんてありませんね。今回のプレゼンはインドネシアの教育のことなのですが日本の教育についても考えさせられました。
開発グループ
インドネシアにおける地域格差の問題やそれを埋めるための地方開発、村落開発について説明してくれました。
インドネシアでは地域間におけるインフラ整備、所得における格差が存在します。また、人口増加に伴い、ごみの回収が追いつかなかったりするため、多くのごみが適切な処理を行わずにポイ捨てされています。そんなインドネシアの、私たちが今回のスタツアで訪問するスクナン村というところではこの散乱しているごみで村おこしをしているそうです。主に、エコツーリズム、エコプロダクツの製造、コンポスト普及などのことを行っています。この活動により、感染症削減や環境の清浄化などのメリットに加えて、村の一ヶ月の収入がRp 500,000~Rp 2000,000もの経済効果がありました。すごいですね。
インドネシアで後進地域と分類される地域は199にもなります。それぞれの地域にあう開発を行うことが重要ですね。
次回の勉強会は文化グループ&人権グループです。
お楽しみに^^/~Sampai jumpa lagi.
まりさんから広報を引き継ぎました。よろしくお願いします!
さて、今回はベイクセールと勉強会のことについてです。
1月17日(火)のランチタイムに、ベイクセールを行いました
今回は桃のケーキ、クッキー、ガトーショコラ、マフィンなどの手づくりお菓子を販売しました♪
たくさんの人に買っていただき、売上金額はなんと11000円!!!
このお金は、今回のスタツアで出会うインドネシアの子供たちのために使われます。
お買いあげいただいた皆さん、ありがとうございました
そして、1月20日(金)にインドネシアスタツアへ向けての勉強会を行いました。
前の勉強会はインドネシアの基礎知識を養うのが主な目的でしたが、今回の勉強会は教育、開発、人権、文化にフォーカスしてより深い内容になっています。
今回は教育&開発のプレゼンでした。
教育グループ
インドネシアの教育システムなどの基礎知識から宗教と教育の関わりやインドネシアの教育の問題点などについて説明してくれました。
インドネシアでは教育文化省所管の学校(スコラ)と宗教省所管の学校(マドラサ)の2種類の学校があります。この2つの学校の大きな違いはマドラサは宗教を重視した教育(イスラムのしつけ)を行っていることです。スコラではなくマドラサを選ぶ理由はイスラムのしつけを学校でも受けたいからなのかな、と思うと思います。しかし、実際はそうではありません。マドラサの学費の方がスコラより安いため、マドラサの方が貧しい家庭の子供たちが通っています。宗教をもっと学んでほしいからという理由ではなくて、親の経済力がどちらの学校に行くか決めてしまうというのは…ここでも貧富の差があらわれてしまうのですね。
このプレゼンで私が衝撃を受けたのがインドネシアの小学校・中学校では全国統一卒業試験が行われ、成績が一定水準でなければ義務教育でも落第させてしまうことです。日本では滅多に落第なんてありませんね。今回のプレゼンはインドネシアの教育のことなのですが日本の教育についても考えさせられました。
開発グループ
インドネシアにおける地域格差の問題やそれを埋めるための地方開発、村落開発について説明してくれました。
インドネシアでは地域間におけるインフラ整備、所得における格差が存在します。また、人口増加に伴い、ごみの回収が追いつかなかったりするため、多くのごみが適切な処理を行わずにポイ捨てされています。そんなインドネシアの、私たちが今回のスタツアで訪問するスクナン村というところではこの散乱しているごみで村おこしをしているそうです。主に、エコツーリズム、エコプロダクツの製造、コンポスト普及などのことを行っています。この活動により、感染症削減や環境の清浄化などのメリットに加えて、村の一ヶ月の収入がRp 500,000~Rp 2000,000もの経済効果がありました。すごいですね。
インドネシアで後進地域と分類される地域は199にもなります。それぞれの地域にあう開発を行うことが重要ですね。
次回の勉強会は文化グループ&人権グループです。
お楽しみに^^/~Sampai jumpa lagi.
2011
こんにちは、14の紗希です。現在ICUユネスコクラブの部長を務めています。
10月のICU祭で13の先輩方が引退し、11月から14、15のICUユネスコクラブが始まりました。
まだ13の先輩方が抜けたばかりで、バタバタあたふたしていますが、周りの14、15に助けられ、何とか全ての活動が順調に進んでおります。
ICUユネスコクラブの部長として、ICUユネスコクラブが
①部員にとって有意義な場であること(いい雰囲気作り+常に学べる環境)
②外部との関わりを持ち私たちの活動を広めていくこと、
を目標にこれからもICUユネスコクラブをすてきなサークルにしていきたいと思っています。みなさん、今後とも応援よろしくお願いします。
さて、12/9の勉強会ですが、この日の勉強会は
1.スタディーツアー基礎勉強会 経済&歴史
2.上映会勉強会 でした!
ではさっそく勉強会報告をしていきたいと思います。
1.スタディーツアー基礎勉強会
【インドネシアの経済】
インドネシアの経済は農業、鉱業、工業により大部分がまかなわれています。インドネシアの特徴として、
○個人消費がどんどん拡大している
○輸出依存度が低い
などがあげられ、近年はスマートフォンやパソコン、自転車がぐんぐん売れているようです。またこれは余談ですが、インドネシアのfacebook利用者数は世界2位、Twitter利用者数も世界3位!これにはとても驚きました。 インドネシアは輸出依存度が低いと言うことで、リーマンショックでのダメージがほとんどなかったというのも大きなポイントでした。他ASEAN諸国と比較しても、多くの国がリーマンショック以降ダメージを受けているのにもかかわらず、ベトナム、インドネシアはあまりダメージがなかったようです。
このように、どんどん発展してきているインドネシアですが、それでもハードインフラ、ソフトインフラ、ともに未だ大きな問題を抱えています。これに関しては、今後プロジェクトを考えていく上で、更に詳しく分かってくることと思います。
【インドネシアの歴史】
ここのグループのプレゼンは非常に斬新でした。斬新だったので何を書けば良いのかが困ってしまいます・・・
グプタ朝の時代から、オランダ支配、インドネシア独立までのプロセスをクイズ方式で順を追って見ていったのですが、インドネシアは古くから交易地であったために、様々な文化や宗教が入ってきて、それによって島による文化の違いが生まれたり、多種多様な建造物があったり、というように、歴史というものがその国の文化にどう関わっているか、ということを改めて確認することが出来ました。また、インドネシアは日本がWWⅡの際に乗り込んでいった国である、と言うことを、日本人としてきちんと認識しておかなければいけないなあと思いました。
懐かしい世界史の用語が沢山出てきて、もっと勉強しなければなあ、という気持ちになりました・・・。スハルト、スカルノ、デヴィ夫人など、様々なインドネシアの歴史に名を残した人々についての豆知識も、なかなか面白かったです!
2.上映会勉強会
【TANZA】
これは子ども兵についてのストーリーで、15のみおが、子ども兵に関してすごく分かりやすく説明してくれました。子ども兵というのは戦闘に参加する子どもだけでなく、兵士の調理係、慰安婦、なども子ども兵として定義づけられているということを初めて知りました。子ども兵は世界に300000人もいて、その子ども達を救うために、国連機関やNGOがDDRや教育支援などを行っている訳なのですが、社会復帰にはさまざまな問題点があり、武装解除をしたからと言って安定した生活ができるとは限らない、という子ども兵という問題の複雑さを感じました。
ディスカッションでは「内紛終結後、子ども兵は何らかの責任を負う(罰せられる)ことは必要か」ということについて話し合い、「物事の善し悪しを教える、という意味で何らかの処罰は必要なのではないか」という意見や「慰安婦などとして内紛に関わった子ども兵は何の罪もないにもかかわらず処罰を受けるのはおかしい」という意見などが出ました。
【Song song and Little cat】
これは中国の都市部での貧富の差を描いた作品です。上映会リーダー、14まりのプレゼンでした。この話の登場人物は裕福な家庭に生まれた子、桑桑(ソンソン)と幼い頃に親に捨てられ拾ってくれたおじいさんと貧しい生活をしている子、子猫(シャオマオ)ですが、この2人のように、中国は経済発展すると同時に貧富の差が開いていく、という問題を抱えています。このような貧富の差を見たときに、私達はついつい貧しい人達のことばかりに目がいきすぎてしまいますが、裕福な家庭でも、近年増えている離婚問題など、沢山の問題が存在するんだ、ということを再確認しました。
長くなりましたが、ここらへんで、12/9の勉強会の報告を終わりたいと思います。
来週は(というか明日は)スタディーツアーのプロジェクト企画プレゼン大会&クリスマスパーティです!うきうき★
次のブログもお楽しみに!
10月のICU祭で13の先輩方が引退し、11月から14、15のICUユネスコクラブが始まりました。
まだ13の先輩方が抜けたばかりで、バタバタあたふたしていますが、周りの14、15に助けられ、何とか全ての活動が順調に進んでおります。
ICUユネスコクラブの部長として、ICUユネスコクラブが
①部員にとって有意義な場であること(いい雰囲気作り+常に学べる環境)
②外部との関わりを持ち私たちの活動を広めていくこと、
を目標にこれからもICUユネスコクラブをすてきなサークルにしていきたいと思っています。みなさん、今後とも応援よろしくお願いします。
さて、12/9の勉強会ですが、この日の勉強会は
1.スタディーツアー基礎勉強会 経済&歴史
2.上映会勉強会 でした!
ではさっそく勉強会報告をしていきたいと思います。
1.スタディーツアー基礎勉強会
【インドネシアの経済】
インドネシアの経済は農業、鉱業、工業により大部分がまかなわれています。インドネシアの特徴として、
○個人消費がどんどん拡大している
○輸出依存度が低い
などがあげられ、近年はスマートフォンやパソコン、自転車がぐんぐん売れているようです。またこれは余談ですが、インドネシアのfacebook利用者数は世界2位、Twitter利用者数も世界3位!これにはとても驚きました。 インドネシアは輸出依存度が低いと言うことで、リーマンショックでのダメージがほとんどなかったというのも大きなポイントでした。他ASEAN諸国と比較しても、多くの国がリーマンショック以降ダメージを受けているのにもかかわらず、ベトナム、インドネシアはあまりダメージがなかったようです。
このように、どんどん発展してきているインドネシアですが、それでもハードインフラ、ソフトインフラ、ともに未だ大きな問題を抱えています。これに関しては、今後プロジェクトを考えていく上で、更に詳しく分かってくることと思います。
【インドネシアの歴史】
ここのグループのプレゼンは非常に斬新でした。斬新だったので何を書けば良いのかが困ってしまいます・・・
グプタ朝の時代から、オランダ支配、インドネシア独立までのプロセスをクイズ方式で順を追って見ていったのですが、インドネシアは古くから交易地であったために、様々な文化や宗教が入ってきて、それによって島による文化の違いが生まれたり、多種多様な建造物があったり、というように、歴史というものがその国の文化にどう関わっているか、ということを改めて確認することが出来ました。また、インドネシアは日本がWWⅡの際に乗り込んでいった国である、と言うことを、日本人としてきちんと認識しておかなければいけないなあと思いました。
懐かしい世界史の用語が沢山出てきて、もっと勉強しなければなあ、という気持ちになりました・・・。スハルト、スカルノ、デヴィ夫人など、様々なインドネシアの歴史に名を残した人々についての豆知識も、なかなか面白かったです!
2.上映会勉強会
【TANZA】
これは子ども兵についてのストーリーで、15のみおが、子ども兵に関してすごく分かりやすく説明してくれました。子ども兵というのは戦闘に参加する子どもだけでなく、兵士の調理係、慰安婦、なども子ども兵として定義づけられているということを初めて知りました。子ども兵は世界に300000人もいて、その子ども達を救うために、国連機関やNGOがDDRや教育支援などを行っている訳なのですが、社会復帰にはさまざまな問題点があり、武装解除をしたからと言って安定した生活ができるとは限らない、という子ども兵という問題の複雑さを感じました。
ディスカッションでは「内紛終結後、子ども兵は何らかの責任を負う(罰せられる)ことは必要か」ということについて話し合い、「物事の善し悪しを教える、という意味で何らかの処罰は必要なのではないか」という意見や「慰安婦などとして内紛に関わった子ども兵は何の罪もないにもかかわらず処罰を受けるのはおかしい」という意見などが出ました。
【Song song and Little cat】
これは中国の都市部での貧富の差を描いた作品です。上映会リーダー、14まりのプレゼンでした。この話の登場人物は裕福な家庭に生まれた子、桑桑(ソンソン)と幼い頃に親に捨てられ拾ってくれたおじいさんと貧しい生活をしている子、子猫(シャオマオ)ですが、この2人のように、中国は経済発展すると同時に貧富の差が開いていく、という問題を抱えています。このような貧富の差を見たときに、私達はついつい貧しい人達のことばかりに目がいきすぎてしまいますが、裕福な家庭でも、近年増えている離婚問題など、沢山の問題が存在するんだ、ということを再確認しました。
長くなりましたが、ここらへんで、12/9の勉強会の報告を終わりたいと思います。
来週は(というか明日は)スタディーツアーのプロジェクト企画プレゼン大会&クリスマスパーティです!うきうき★
次のブログもお楽しみに!
2011
こんばんは&はじめまして!15のななです。
初ブログでどきどきですが、がんばります!
さてさて、3学期が始まり、インドネシアスタツアに向けての勉強会がさっそくスタートしました。今回の勉強会は政治グループと文化グループの発表です。
また、12月13日の映画上映会に向けての事前勉強会もありました。今回の勉強会は盛りだくさんです!これらのことについて書きたいと思います。
政治グループ
政治史などの基礎知識から現在の政治課題や国際関係のことについてクイズを通して楽しく学ぶことが出来ました。
1942年、ハーグ円卓会議でオランダから独立してから今現在、インドネシアは汚職、テロ、多民族の統制などの課題を抱えています。スハルト政権下、法の支配がなく、国家財産を を私用で使っても汚職になりませんでした。1ヵ月平均で約92億円の巨額が汚職で消えているということにはびっくりです!
インドネシアは日本と経済面で深く関わりがあり、インドネシアへのODAの額は日本が援助している国の中で最高額です。
インドネシアでは、第2次大規模電力計画(2010-2014)として、石炭火力35%、ガス火力10%、水力12%、地熱42%でバランスよく電源を確保しようとしているそうです。2億3000万人という世界4位の人口を抱えるインドネシアのエネルギー政策から日本も学ぶことがあるのではないかと思います。
文化グループ
インドネシアと宗教、多民族とその統一や日本とインドネシアの文化のつながりについて学びました。
最後には、劇を通して楽しく、わかりやすくインドネシアのことを学ぶことができました。
インドネシアではヒンドゥー教ではなくイスラム教が広まったのはイスラム教にはカースト制のようなものがなく、皆平等だからという理由にとても納得しました。
同じイスラム教国家であるバングラデシュに行ったことがあるので、左手で握手をすることやタイトな服や半ズボンなどの肌が多く露出する服はだめなことを聞いてやっぱりイスラム教国家は似てることがわかりました。
また、日本の軍歌が独立記念日に歌われたりするのにはびっくりです!
85%もの人が世界でもっともよい影響を与えている国は「日本」と答えているほど親日派のインドネシア。日本の文化がインドネシアで広がっているのはとてもうれしいです。
映画上映会
12月13日に行われる映画上映会では『それでも生きる子供たちへ』という映画を見ます。この映画は7つの国の子どもたちが直面する厳しい現実をそれぞれの国を代表する監督たちが綴ったオムニバス映画です。イタリア女優マリア・グラッツィア・クチノッタ、キアラ・ティレシとその友人で、イタリアパートを監督したステファノ・ヴィネルッソが、世界中の子供たちの窮状を救うための映画を作ろうと立ち上がり、この映画が作成されました。今回の勉強会ではエミール・クストリッツァ監督による『ブルー・ジプシー』とステファノ・ヴィネルッソ監督による『チロ』について学びました。どちらの映画も窃盗に関することですが、異なった視点から描かれています。
『ブルー・ジプシー』
主人公の15歳の少年マルヤンは今、窃盗罪で少年院に入っているが、出所を目前に控えている。少年院から出たら自由になれ、うれしいはずだが…。出所後、マルヤンに予想されるのは彼を利用し、盗みを命ずる窃盗団のボスである父親との生活。そんな彼を待つ運命は?
『チロ』
主人公はナポリを根城にする盗品で稼ぐ少年チロ。彼が窃盗を繰り返すようになったきっかけは日銭を得るためなら息子の命も惜しくないと言い切る母に絶望したためだった。
ディスカッションでは、「大人に利用される子供たちを守るためにはどうすればよいか」について話し合いました。
意見の一部を挙げてみると
・マルヤンとチロは窃盗に関わる悪循環にはまっている。
・子供には愛が必要。
・親と子供、両方の教育が必要。しかし両方帰るのは難しいからせめて子供だけでも。
・ただ子供を刑務所にいれ処罰するのではなく、リスクファクターなどの子供が窃盗をするようになった原因や影響などを考える必要がある。
・親と子をわける。子は同じ境遇の子を集めた施設にいれ、親は犯罪を犯したのだからその処罰を受ける。政府は労働や経済を改善する。
・教育は難しいから、保護観察を続ける。親の調査など。
などと、意見や提案、反論などがでました。
窃盗をする少年のほとんどが母親の愛情がなく育ってきた子供たちです。愛情も必要ですが、親のせいで盗まなくてはならなくなった子供は親から離したほうがいいのか。うーん…とても難しい問題ですね。
~☆ICUユネスコクラブ 映画上映会について☆~
「それでも生きる子供たちへ」の上映会をします!少年兵士、窃盗集団、格差など様々な問題が映し出されています。時間の都合上、7編中4編しか上映することが出来ないのですがご了承ください。
上映する4作品は以下の通りです:
・TANZA
・BLUE GYPSY
・CIRO
・SONG SONG AND LITTLE CAT
作品上映後には映画に関するディスカッションをする予定です。
皆様のご来場を心よりお待ちしています♪
次回の勉強会では引き続きインドネシアスタツアへ向けた勉強会(歴史グループ&経済グループ)と映画上映会へ向けた勉強会です。
お楽しみに^^/~ Sampai jumpa lagi.
初ブログでどきどきですが、がんばります!
さてさて、3学期が始まり、インドネシアスタツアに向けての勉強会がさっそくスタートしました。今回の勉強会は政治グループと文化グループの発表です。
また、12月13日の映画上映会に向けての事前勉強会もありました。今回の勉強会は盛りだくさんです!これらのことについて書きたいと思います。
政治グループ
政治史などの基礎知識から現在の政治課題や国際関係のことについてクイズを通して楽しく学ぶことが出来ました。
1942年、ハーグ円卓会議でオランダから独立してから今現在、インドネシアは汚職、テロ、多民族の統制などの課題を抱えています。スハルト政権下、法の支配がなく、国家財産を を私用で使っても汚職になりませんでした。1ヵ月平均で約92億円の巨額が汚職で消えているということにはびっくりです!
インドネシアは日本と経済面で深く関わりがあり、インドネシアへのODAの額は日本が援助している国の中で最高額です。
インドネシアでは、第2次大規模電力計画(2010-2014)として、石炭火力35%、ガス火力10%、水力12%、地熱42%でバランスよく電源を確保しようとしているそうです。2億3000万人という世界4位の人口を抱えるインドネシアのエネルギー政策から日本も学ぶことがあるのではないかと思います。
文化グループ
インドネシアと宗教、多民族とその統一や日本とインドネシアの文化のつながりについて学びました。
最後には、劇を通して楽しく、わかりやすくインドネシアのことを学ぶことができました。
インドネシアではヒンドゥー教ではなくイスラム教が広まったのはイスラム教にはカースト制のようなものがなく、皆平等だからという理由にとても納得しました。
同じイスラム教国家であるバングラデシュに行ったことがあるので、左手で握手をすることやタイトな服や半ズボンなどの肌が多く露出する服はだめなことを聞いてやっぱりイスラム教国家は似てることがわかりました。
また、日本の軍歌が独立記念日に歌われたりするのにはびっくりです!
85%もの人が世界でもっともよい影響を与えている国は「日本」と答えているほど親日派のインドネシア。日本の文化がインドネシアで広がっているのはとてもうれしいです。
映画上映会
12月13日に行われる映画上映会では『それでも生きる子供たちへ』という映画を見ます。この映画は7つの国の子どもたちが直面する厳しい現実をそれぞれの国を代表する監督たちが綴ったオムニバス映画です。イタリア女優マリア・グラッツィア・クチノッタ、キアラ・ティレシとその友人で、イタリアパートを監督したステファノ・ヴィネルッソが、世界中の子供たちの窮状を救うための映画を作ろうと立ち上がり、この映画が作成されました。今回の勉強会ではエミール・クストリッツァ監督による『ブルー・ジプシー』とステファノ・ヴィネルッソ監督による『チロ』について学びました。どちらの映画も窃盗に関することですが、異なった視点から描かれています。
『ブルー・ジプシー』
主人公の15歳の少年マルヤンは今、窃盗罪で少年院に入っているが、出所を目前に控えている。少年院から出たら自由になれ、うれしいはずだが…。出所後、マルヤンに予想されるのは彼を利用し、盗みを命ずる窃盗団のボスである父親との生活。そんな彼を待つ運命は?
『チロ』
主人公はナポリを根城にする盗品で稼ぐ少年チロ。彼が窃盗を繰り返すようになったきっかけは日銭を得るためなら息子の命も惜しくないと言い切る母に絶望したためだった。
ディスカッションでは、「大人に利用される子供たちを守るためにはどうすればよいか」について話し合いました。
意見の一部を挙げてみると
・マルヤンとチロは窃盗に関わる悪循環にはまっている。
・子供には愛が必要。
・親と子供、両方の教育が必要。しかし両方帰るのは難しいからせめて子供だけでも。
・ただ子供を刑務所にいれ処罰するのではなく、リスクファクターなどの子供が窃盗をするようになった原因や影響などを考える必要がある。
・親と子をわける。子は同じ境遇の子を集めた施設にいれ、親は犯罪を犯したのだからその処罰を受ける。政府は労働や経済を改善する。
・教育は難しいから、保護観察を続ける。親の調査など。
などと、意見や提案、反論などがでました。
窃盗をする少年のほとんどが母親の愛情がなく育ってきた子供たちです。愛情も必要ですが、親のせいで盗まなくてはならなくなった子供は親から離したほうがいいのか。うーん…とても難しい問題ですね。
~☆ICUユネスコクラブ 映画上映会について☆~
「それでも生きる子供たちへ」の上映会をします!少年兵士、窃盗集団、格差など様々な問題が映し出されています。時間の都合上、7編中4編しか上映することが出来ないのですがご了承ください。
日時:2011年12月13日(火)19:10~場所:ICU新D館251
上映する4作品は以下の通りです:
・TANZA
・BLUE GYPSY
・CIRO
・SONG SONG AND LITTLE CAT
作品上映後には映画に関するディスカッションをする予定です。
皆様のご来場を心よりお待ちしています♪
次回の勉強会では引き続きインドネシアスタツアへ向けた勉強会(歴史グループ&経済グループ)と映画上映会へ向けた勉強会です。
お楽しみに^^/~ Sampai jumpa lagi.
プロフィール
HN:
ICUユネスコクラブ
HP:
性別:
非公開
自己紹介:
東京都三鷹市にある国際基督教大学(ICU)の公認サークル。
ユネスコ憲章前文の”戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない。”という文章に賛同した学生たちが集まり、身近なところから世界の問題まで、興味を持ったことに関する勉強会を行っています。
活動時間:
火曜日→13:10~13:50:昼ミート@新D371
金曜日→19:10~21:30:勉強会(場所はTwtterやFacebookでご確認下さい)
ユネスコ憲章前文の”戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない。”という文章に賛同した学生たちが集まり、身近なところから世界の問題まで、興味を持ったことに関する勉強会を行っています。
活動時間:
火曜日→13:10~13:50:昼ミート@新D371
金曜日→19:10~21:30:勉強会(場所はTwtterやFacebookでご確認下さい)
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