ICU UNESCO CLUBLOG
ICUユネスコクラブのブログです。
是非ご覧ください♪
2011
こんばんは&はじめまして!15のななです。
初ブログでどきどきですが、がんばります!
さてさて、3学期が始まり、インドネシアスタツアに向けての勉強会がさっそくスタートしました。今回の勉強会は政治グループと文化グループの発表です。
また、12月13日の映画上映会に向けての事前勉強会もありました。今回の勉強会は盛りだくさんです!これらのことについて書きたいと思います。
政治グループ
政治史などの基礎知識から現在の政治課題や国際関係のことについてクイズを通して楽しく学ぶことが出来ました。
1942年、ハーグ円卓会議でオランダから独立してから今現在、インドネシアは汚職、テロ、多民族の統制などの課題を抱えています。スハルト政権下、法の支配がなく、国家財産を を私用で使っても汚職になりませんでした。1ヵ月平均で約92億円の巨額が汚職で消えているということにはびっくりです!
インドネシアは日本と経済面で深く関わりがあり、インドネシアへのODAの額は日本が援助している国の中で最高額です。
インドネシアでは、第2次大規模電力計画(2010-2014)として、石炭火力35%、ガス火力10%、水力12%、地熱42%でバランスよく電源を確保しようとしているそうです。2億3000万人という世界4位の人口を抱えるインドネシアのエネルギー政策から日本も学ぶことがあるのではないかと思います。
文化グループ
インドネシアと宗教、多民族とその統一や日本とインドネシアの文化のつながりについて学びました。
最後には、劇を通して楽しく、わかりやすくインドネシアのことを学ぶことができました。
インドネシアではヒンドゥー教ではなくイスラム教が広まったのはイスラム教にはカースト制のようなものがなく、皆平等だからという理由にとても納得しました。
同じイスラム教国家であるバングラデシュに行ったことがあるので、左手で握手をすることやタイトな服や半ズボンなどの肌が多く露出する服はだめなことを聞いてやっぱりイスラム教国家は似てることがわかりました。
また、日本の軍歌が独立記念日に歌われたりするのにはびっくりです!
85%もの人が世界でもっともよい影響を与えている国は「日本」と答えているほど親日派のインドネシア。日本の文化がインドネシアで広がっているのはとてもうれしいです。
映画上映会
12月13日に行われる映画上映会では『それでも生きる子供たちへ』という映画を見ます。この映画は7つの国の子どもたちが直面する厳しい現実をそれぞれの国を代表する監督たちが綴ったオムニバス映画です。イタリア女優マリア・グラッツィア・クチノッタ、キアラ・ティレシとその友人で、イタリアパートを監督したステファノ・ヴィネルッソが、世界中の子供たちの窮状を救うための映画を作ろうと立ち上がり、この映画が作成されました。今回の勉強会ではエミール・クストリッツァ監督による『ブルー・ジプシー』とステファノ・ヴィネルッソ監督による『チロ』について学びました。どちらの映画も窃盗に関することですが、異なった視点から描かれています。
『ブルー・ジプシー』
主人公の15歳の少年マルヤンは今、窃盗罪で少年院に入っているが、出所を目前に控えている。少年院から出たら自由になれ、うれしいはずだが…。出所後、マルヤンに予想されるのは彼を利用し、盗みを命ずる窃盗団のボスである父親との生活。そんな彼を待つ運命は?
『チロ』
主人公はナポリを根城にする盗品で稼ぐ少年チロ。彼が窃盗を繰り返すようになったきっかけは日銭を得るためなら息子の命も惜しくないと言い切る母に絶望したためだった。
ディスカッションでは、「大人に利用される子供たちを守るためにはどうすればよいか」について話し合いました。
意見の一部を挙げてみると
・マルヤンとチロは窃盗に関わる悪循環にはまっている。
・子供には愛が必要。
・親と子供、両方の教育が必要。しかし両方帰るのは難しいからせめて子供だけでも。
・ただ子供を刑務所にいれ処罰するのではなく、リスクファクターなどの子供が窃盗をするようになった原因や影響などを考える必要がある。
・親と子をわける。子は同じ境遇の子を集めた施設にいれ、親は犯罪を犯したのだからその処罰を受ける。政府は労働や経済を改善する。
・教育は難しいから、保護観察を続ける。親の調査など。
などと、意見や提案、反論などがでました。
窃盗をする少年のほとんどが母親の愛情がなく育ってきた子供たちです。愛情も必要ですが、親のせいで盗まなくてはならなくなった子供は親から離したほうがいいのか。うーん…とても難しい問題ですね。
~☆ICUユネスコクラブ 映画上映会について☆~
「それでも生きる子供たちへ」の上映会をします!少年兵士、窃盗集団、格差など様々な問題が映し出されています。時間の都合上、7編中4編しか上映することが出来ないのですがご了承ください。
上映する4作品は以下の通りです:
・TANZA
・BLUE GYPSY
・CIRO
・SONG SONG AND LITTLE CAT
作品上映後には映画に関するディスカッションをする予定です。
皆様のご来場を心よりお待ちしています♪
次回の勉強会では引き続きインドネシアスタツアへ向けた勉強会(歴史グループ&経済グループ)と映画上映会へ向けた勉強会です。
お楽しみに^^/~ Sampai jumpa lagi.
初ブログでどきどきですが、がんばります!
さてさて、3学期が始まり、インドネシアスタツアに向けての勉強会がさっそくスタートしました。今回の勉強会は政治グループと文化グループの発表です。
また、12月13日の映画上映会に向けての事前勉強会もありました。今回の勉強会は盛りだくさんです!これらのことについて書きたいと思います。
政治グループ
政治史などの基礎知識から現在の政治課題や国際関係のことについてクイズを通して楽しく学ぶことが出来ました。
1942年、ハーグ円卓会議でオランダから独立してから今現在、インドネシアは汚職、テロ、多民族の統制などの課題を抱えています。スハルト政権下、法の支配がなく、国家財産を を私用で使っても汚職になりませんでした。1ヵ月平均で約92億円の巨額が汚職で消えているということにはびっくりです!
インドネシアは日本と経済面で深く関わりがあり、インドネシアへのODAの額は日本が援助している国の中で最高額です。
インドネシアでは、第2次大規模電力計画(2010-2014)として、石炭火力35%、ガス火力10%、水力12%、地熱42%でバランスよく電源を確保しようとしているそうです。2億3000万人という世界4位の人口を抱えるインドネシアのエネルギー政策から日本も学ぶことがあるのではないかと思います。
文化グループ
インドネシアと宗教、多民族とその統一や日本とインドネシアの文化のつながりについて学びました。
最後には、劇を通して楽しく、わかりやすくインドネシアのことを学ぶことができました。
インドネシアではヒンドゥー教ではなくイスラム教が広まったのはイスラム教にはカースト制のようなものがなく、皆平等だからという理由にとても納得しました。
同じイスラム教国家であるバングラデシュに行ったことがあるので、左手で握手をすることやタイトな服や半ズボンなどの肌が多く露出する服はだめなことを聞いてやっぱりイスラム教国家は似てることがわかりました。
また、日本の軍歌が独立記念日に歌われたりするのにはびっくりです!
85%もの人が世界でもっともよい影響を与えている国は「日本」と答えているほど親日派のインドネシア。日本の文化がインドネシアで広がっているのはとてもうれしいです。
映画上映会
12月13日に行われる映画上映会では『それでも生きる子供たちへ』という映画を見ます。この映画は7つの国の子どもたちが直面する厳しい現実をそれぞれの国を代表する監督たちが綴ったオムニバス映画です。イタリア女優マリア・グラッツィア・クチノッタ、キアラ・ティレシとその友人で、イタリアパートを監督したステファノ・ヴィネルッソが、世界中の子供たちの窮状を救うための映画を作ろうと立ち上がり、この映画が作成されました。今回の勉強会ではエミール・クストリッツァ監督による『ブルー・ジプシー』とステファノ・ヴィネルッソ監督による『チロ』について学びました。どちらの映画も窃盗に関することですが、異なった視点から描かれています。
『ブルー・ジプシー』
主人公の15歳の少年マルヤンは今、窃盗罪で少年院に入っているが、出所を目前に控えている。少年院から出たら自由になれ、うれしいはずだが…。出所後、マルヤンに予想されるのは彼を利用し、盗みを命ずる窃盗団のボスである父親との生活。そんな彼を待つ運命は?
『チロ』
主人公はナポリを根城にする盗品で稼ぐ少年チロ。彼が窃盗を繰り返すようになったきっかけは日銭を得るためなら息子の命も惜しくないと言い切る母に絶望したためだった。
ディスカッションでは、「大人に利用される子供たちを守るためにはどうすればよいか」について話し合いました。
意見の一部を挙げてみると
・マルヤンとチロは窃盗に関わる悪循環にはまっている。
・子供には愛が必要。
・親と子供、両方の教育が必要。しかし両方帰るのは難しいからせめて子供だけでも。
・ただ子供を刑務所にいれ処罰するのではなく、リスクファクターなどの子供が窃盗をするようになった原因や影響などを考える必要がある。
・親と子をわける。子は同じ境遇の子を集めた施設にいれ、親は犯罪を犯したのだからその処罰を受ける。政府は労働や経済を改善する。
・教育は難しいから、保護観察を続ける。親の調査など。
などと、意見や提案、反論などがでました。
窃盗をする少年のほとんどが母親の愛情がなく育ってきた子供たちです。愛情も必要ですが、親のせいで盗まなくてはならなくなった子供は親から離したほうがいいのか。うーん…とても難しい問題ですね。
~☆ICUユネスコクラブ 映画上映会について☆~
「それでも生きる子供たちへ」の上映会をします!少年兵士、窃盗集団、格差など様々な問題が映し出されています。時間の都合上、7編中4編しか上映することが出来ないのですがご了承ください。
日時:2011年12月13日(火)19:10~場所:ICU新D館251
上映する4作品は以下の通りです:
・TANZA
・BLUE GYPSY
・CIRO
・SONG SONG AND LITTLE CAT
作品上映後には映画に関するディスカッションをする予定です。
皆様のご来場を心よりお待ちしています♪
次回の勉強会では引き続きインドネシアスタツアへ向けた勉強会(歴史グループ&経済グループ)と映画上映会へ向けた勉強会です。
お楽しみに^^/~ Sampai jumpa lagi.
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プロフィール
HN:
ICUユネスコクラブ
HP:
性別:
非公開
自己紹介:
東京都三鷹市にある国際基督教大学(ICU)の公認サークル。
ユネスコ憲章前文の”戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない。”という文章に賛同した学生たちが集まり、身近なところから世界の問題まで、興味を持ったことに関する勉強会を行っています。
活動時間:
火曜日→13:10~13:50:昼ミート@新D371
金曜日→19:10~21:30:勉強会(場所はTwtterやFacebookでご確認下さい)
ユネスコ憲章前文の”戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない。”という文章に賛同した学生たちが集まり、身近なところから世界の問題まで、興味を持ったことに関する勉強会を行っています。
活動時間:
火曜日→13:10~13:50:昼ミート@新D371
金曜日→19:10~21:30:勉強会(場所はTwtterやFacebookでご確認下さい)
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