忍者ブログ

ICU UNESCO CLUBLOG

ICUユネスコクラブのブログです。 是非ご覧ください♪

   2025

0421
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

   2012

0317
こんにちは、14部長さきです。
今日はインドネシア5日目のレポートをしたいと思います!
5日目のプロジェクトは午前中はJICAのインドネシア事務所訪問、午後はICWIP訪問でした。

まず、JICAのインドネシア事務所訪問ですが、このJICA訪問プロジェクトは私がプロジェクトリーダーを務めておりました!
私たちは昨年のICU祭で震災についてのシンポジウムを開いたのですが、そこでエネルギー政策などについても勉強をしました。その後、JICAがインドネシアで地熱発電開発を行っているという情報を入手し、今回はJICA訪問ではインドネシアの地熱発電開発を担当していらっしゃる村田さんのお話を伺いに行きました。JICAのオフィスは私が想像していたよりも、ものすごく高級なところにあり、セキュリティーチェックで危うく私は入れなくなるところでした・・・ひやひや。
JICA office in Jakarta

インドネシアはエネルギー源が豊富で、地熱発電開発がJICAの援助のもと、国営の電力会社でおこなわれています。インドネシアでは地熱発電のほかにも、水力発電の開発を行っており、インドネシアの潜在エネルギーの可能性を強く感じました。それと同時にまだそのうちの3パーセントほどしか利用できていないということで、まだまだこれから開発の余地があるな、と感じました。
インドネシアでは人口の増加が顕著で、電力需要がどんどん増えているのに対し、国営の電力会社だけでは供給が追いついていないという問題があります。そのため民間企業にも協力を求めていく活動を行っているのですが、地熱発電は成功に対するリスクとイニシャルコストが高く、民間企業にはなかなか事業を引き受けてもらえず、銀行もお金を貸し渋ってしまっていて、なかなか民間に協力を求めづらいという話を聞き、この事業の困難さが分かりました。
村田さんのお話の中で一番驚いたことは、インドネシア政府が電力関係の事業に対し、国家予算の1/4〜1/3を使っているということです。前日にHIKARI小学校を訪問した際に教育にかける国家予算が少ないと言うことを伺ったので、電力開発に対する国家予算の多さに非常に驚きました。これは政府が短期的に自分の政党に票を集めるためのものだそうです。
また、村田さんにはJICAの仕事に関してもいろいろと伺い、とても勉強になりました。JICAには様々なセクターがあり、それぞれのセクターを頻繁に移動するということである一つに対する専門的な知識ではなく、自分で問題を見つけ出し、その問題を統計などを通して解決する、Problem Solving能力が必要だということが分かりました。

次にThe Indonesian Center for Woman in Politics(ICWP)についてです!ICWPは女性の政治参加を促進させるための組織で、Titiさんという方のお宅に訪問いたしました。
Titiさんのお宅

ここでは主にジェンダーについてとても考えさせられました。インドネシアでは政治や仕事、また家庭において、女性が影の存在で、男性が公の場で声をあげるという慣習が根付いていて、その慣習というものは家庭の単位で幼いころからそう教わってしまっているということが原因である、というお話で、女性に対して政治参加を薦めても、「どうせ女性にはそんなことはできない」という固定概念が存在してしまっている、とのことでした。
私はICWPを訪問して実際にお話を伺う前は、女性の政治参加が行われることによって、徐々に社会全体の女性のレベルを上げていくということが、この団体の方針だと思っていたのですが、女性の政治参加を促進するためには、制度をどうにかすることよりも、家庭レベルでの人間の意識改革がまず必要なんだということがとても印象に残りました。
今回の訪問で、私自身、普段から「男だから」、「女だから」というような偏見があるな、ということに改めて気づかされました。
この日の夜はこのようなジェンダーの問題に関してとても熱い議論が繰り広げられました。やっぱり男性と女性には違いはあるし、そこをまるっきりそろえることは不可能だけれど、男性にも女性にも自分の人生を自由に選択する権利があり、今はそのためにまずは女性が男性と同じ立場につくことが可能なんだということを社会に知ってもらうための最初の段階なのかな、と思いました。

拍手[2回]

PR

   2012

0314
こんにちは、昨日、夜遅くまで話したせいか寝不足の14のひろとです。
今、僕達はジョグジャカルタにあるDUTA GUEST HOUSEというところに泊まっているのですが、今日の夕方には最終地点であるバリに到着している予定です。いやー、もう少しでスタツアが終わってしまうと思うとホントに寂しいですねー・・・

ということで、本題に入りたいと思います。
4日目はインドネシア教育振興会が運営する私立の小学校、HIKARI小学校と国立イスラム大学に訪問しました。初めにHIKARI小学校について少し説明します。この小学校はYAYASAN SEMARAK PENDIDIKAN INDONESIA (日本語でインドネシア教育振興会、現地のNGO)が運営している学校で、Indonesia Education Promoting Foundation (日本のNGO)の現地スタッフも運営に携わっています。また、この学校は去年に建てられたばかりであり、全校生徒32人がすべて1年生というこれからがとても楽しみな学校です。
この学校はジャカルタのホテルから車で2時間くらいはなれたKoceak Villageという村の中にあります。この学校の第一印象としては、ホントに立派できれいだなーと感じました。なぜなら、去年ネパールで訪れた寺子屋的なものを想像していたので、カラフルな校舎と広い敷地にはとても驚きました。はじめに、日本がとても流暢なDr Hasimがこの学校についての説明をいただき、その後に子供たちと外で遊んだり、いっしょに写真を撮ったりと、とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。
子供たちの交流を終えた後はもう一度ジャカルタ市内に戻り、国立イスラム大学に訪問しました。校舎はICUのものよりも大きく、内装もとても充実していました。この大学については事前に詳しい話を伺っていなかったのですが、receptionを開いてくれたり、インドネシアの料理や伝統舞踊を用意していてくれて素晴らしい時間になりました。この日一日facilitaterとして僕達を引率してくれたMs Nova, Mr Opal, お世話になりました。ありがとうございます!

さて、この日の夜のミーティングなのですが、inter kuluterで仲良くなったBillyとAleたちと一緒に晩御飯を食べたため夜遅くなってしまい、あまり深いところまでdiscussionが出来なかったので、僕の感想と意見をここで書きたいと思います。
一つ目は、子供の教育も大切なのですが、大人の教育も同時進行で必要だなーと感じました。この学校ではゴミの分別に関する教育を子供たちが受けており、敷地内のゴミ箱も3種類にわかれていたりとかなり徹底していました。しかし、彼らがひとたび家に帰ると、親たちはその重要性を理解できず、子供たちが家で学校と同じようなゴミ箱を設置してくれと親にうるさく言うので、その親がこのことを学校に苦情として報告するということも起こっているようです。そのような状態では、いくら学校で子供たちを教育しても親たちがそれを阻害してしまっては全く意味のないものとなってしまいます。だから、親たちの教育も同時進行で必要だなと強く思いました。また、この学校に限ったことではないのですがインドネシアではまだまだ知的障害者に対する教育の機会の提供が十分ではなく、その理由としてはいろいろと費用がかかることにあるそうです。この問題に対しては即急に対策を行う必要があると思いました。最後に感じたのは子供たちの持つ笑顔のパワーですね!去年も感じたのですがやはり笑顔は万国共通で、平和な社会を築くためにはやはり笑顔が必要だな、と感じました!!

これで、4日目のブログを終えたいと思います。
残り少ないスタツアですが、心の底から楽しんでいこうと思います!!!
以上、14のひろとでした。

拍手[3回]

   2012

0313
こんばんは、15のたくみです。
今日は、スタツア三日目のプロジェクトについてお伝えしていきたいと思います!

この日は、まず午前中にジャカルタ中心部にある日本国大使館を訪問しました。
入り口での厳重な手荷物チェックの後、大使館職員である田中さんが出迎えてくれました。
案内された大きな部屋には、田中さんを含んだ合計4人の大使館職員の方々がいらっしゃいました。
簡単な自己紹介の後、用意してくださったスライドをもとに、①大使館の仕事に関する説明②日本とインドネシアの関係やインドネシア国内の情勢について順番に説明してもらいました。

①大使館の目的は、国交を樹立している国との外交をスムーズに行い日本国の国富を増大するために、その国の現在の状態や内政を現地でリサーチし、得られた情報を日本に伝えていくことです。
職員は現地で働いているため、日本にいてはあまりふれあい事の出来ないインドネシア人と直接コミュニケーションを取ることで新鮮な情報を日本にフィードバックすることが出来ます。
日本がインドネシア人と良好な関係を築いていくためにまず必要となることは、インドネシア人に日本のことを知ってもらうことです。いくらよく出来ている商品でも、その良さが皆に認知されていなければ誰もその商品を買おうと思う人はいません。同じように、いくら良い関係を築こうと努力しようとしても、日本のアピールポイントがインドネシアに知られていなければ、決して良い関係を作ることは出来ません。そこで、在インドネシア日本国大使館では、日本を知ってもらう第一歩として年に一回「ジャカルタ日本祭り」というイベントを行い、日本国内の文化を積極的にインドネシアに紹介しています。このイベントは、アニメのコスプレから日本への留学の説明まで幅広く扱っているというから驚きです。

②日本とインドネシアの関係については、災害を想定した共同訓練についてのお話が印象的でした。
2011年3月上旬、日本とインドネシアは災害を想定した共同訓練を行う予定でした。しかしながら奇しくも訓練の数日前に日本を未曾有の大地震が襲いました。訓練に参加する予定だった自衛隊は、インドネシアに向かう途中で引き返すことになりました。驚いたのは、この大地震発生の知らせを聞いた時のインドネシア人の反応です。訓練のセレモニーの場に居合わせたあるインドネシア人は、地震発生の知らせを聞くやいなや、ユドヨノ大統領に救助の要請の電話を入れたそうです。このエピソードから、日本とインドネシアが非常に友好的な関係にあることがわかります。日頃から良い関係を作ろうと努力することが、こういった結果に結びつくのだと思います。

また、スタツアの醍醐味である夜ミーティングでは、「外交とはどのようなものなのか」や「大使館の役割」について、熱いディスカッションが繰り広げられました。このミーティングがあるからこそのスタツア!!!

午後に行ったタマンミニでは、インドネシアの伝統的な文化に多く触れることが出来ました。
コモドドラゴンやヘビとのふれあいの時間も、スリル満点で楽しかったです!


拍手[1回]

   2012

0309
こんばんは!スタツア初参加の15Harunaです。さっそくインドネシアスタツア2日目のレポートをしたいと思います♪

ジャカルタに着いて2日目、ようやくプロジェクトのスタートです!この日は、inter kuluterというNGOの主催する"Jakarta Hidden Tour"に参加しました。このツアーでは、インドネシアの首都でもある大都市ジャカルタの隠された(=Hidden)部分を垣間見て、そこに住む人々の生活について考えてみる、という事を目的としたものです。

まず、一日の初めには、ジャカルタのとても栄えた地域の見学に行きました。インドネシアに来る前の私個人の勝手なイメージとしては、ジャカルタは発展途上ではあるけれども、日本よりはまだまだ栄えていないのじゃないか、というかなり上から目線なものでした。しかし、この時にたくさんの立派なショッピングセンターを見てかなりの衝撃を受けました。というのも、都心部にあるショッピングセンターは日本にあるものよりも遥かに高級店ばかりしか入っていないものもあり、またテロ対策ではあるのでしょうが、出入り口にガードマンが立ち、空港などでしか普段は見かけないであろうセキュリティーゲートが設置されていたのです。
また、そのようなショッピングセンターのある都心部には、政府の要人の”巨大な”住宅や、大使館等も多数並んでおり、私のイメージは単なる偏見だった事が判明しました。

その次に、伝統的なスラム街の見学へ。因みにその前に東南アジアで3番目に大きいらしいイスラームモスクにも立ち寄りました。こちらは完璧に観光という感じだったのですが、何人かの部員も言っていたように厳格とも思われるイスラーム教は、非教徒でも簡単にモスクを見学させるという一種の自由さもあるのかも?という印象を受けました。私はイスラームのモスクを見学するのは初めてだったのですが、モスクが一種のコミュニティセンターのような役割を果たしている(eg:イスラームの経典を学ぶためにアラビア語のレッスンを提供している、地域の人々が集まって歓談しているなど)のを見られた事と、高校の世界史の授業などでしか学んだ事のなかった世界を実際に自分の目で見られた事が非常に貴重な経験となりました。

さて、伝統的なスラム街なのですが、こちらは川(クリーク?)の上に橋をかけて、そこに家を建てて暮らしている地域でした。そこで私がとても驚いた事は、前述の高級地とはほど遠く衛生状況があまりよくないようで、猫や鶏が普通にそこいらを歩きまわり、各家庭を勝手に出入りしている事でした。また、ゴミも川に投げ捨てたり、道端に捨てられていました。また、喫煙者がとても多い事にも気づきました。そのような生活の中でも、そこにたくさん住んでいる子供たちはみな笑顔で、私達一人ひとりに挨拶と握手をしてくれたのです(hidden tourの案内をしてくださったNGOの方が現地の方々とかなりの信頼関係を築いているようだったので、子供たちもそのような態度をユネスコ部員に示してくれました)。このような状況に直面して、あまりそのような状況を実際に自分の目で見たことのなかった私にとっては(疲れていたというのもありましたけども)あまりに入ってくる情報の多さと、自分の価値観との衝突に困惑し、嘘でも笑顔でいる事は到底できませんでした。

そのような感情の中、最後に最貧地域の見学へと向かいました。こちらは、線路脇、および線路内に住居を構えている人々の地域で、主にゴミの回収によって生計をたてているとの事。こちらでも、子供たちは無邪気な笑顔をうかべ、線路内の到底衛生状況が良いとも、安全性が良いとも言いがたい環境で遊び、暮らしており、再びとてもやるせなく、もどかしく感じました。ここで、案内をしてくださった方も"I feel so angry about this situation and the government which does nothing to improve such situation"とのコメントをされていました。しかし、このようなHidden tourに参加することで、参加費の一部がこの地域に住んでいる人々の暮らしを改善するためのdonationとなるそうです(eg:学校を建てる、医療費を出す、モスクを建てるなど)。それを聞いて私は個人的には少し自分たちでも寄与できる事があると分かって少しだけ心が明るくなりました。しかし、前述のように政府はこのような状況を改善しようとはせず、するにしても選挙の時に自分に票を集めるための一種のパフォーマンスとしてしか取り組まない事が多いようです。そのような状況がいかに改善されるかが今後の課題なのではないかと思いました。
全体的な感想としては、一日でかなり高低差を感じ、精神的にも体力的にも非常な疲労感に包まれました…。

余談ですが、この日のお昼にはインドネシアで大人気のチェーン店、「ほかほか弁当」でお弁当を買って食べました!ほか弁とは言うものの、インドネシアの調味料、サンバルがついていたり、漬物がちょっと違ったりインドネシア風にアレンジされていました(笑)マシッソヨ、エナスカリ!:)
夜は、KFCに併設されていたナシゴレン店で激辛えびナシゴレンをいただきました。とにかく辛いの一言につき、次の日の朝までのどが痛かったです(笑)







拍手[3回]

   2012

0309
こんばんは!15のななです^^
今日はインドネシアから更新しています!

これから3月3日〜19日までのインドネシアスタツア体験記を書きます。
スタツア参加者全員が毎日の出来事をお話するのでお楽しみに♪
ではスタツア初日のことについてお話ししたいと思います。

3月3日にジャカルタに着きました〜!!
空港から降りるともわーっとした暖かい空気&はじめてかぐ匂いがしました。
前、外国人が日本の空港は醤油の匂いがするといっているのを思い出しました。
空港にはインドネシアがたくさん詰まってます!

空港の人たちはほとんどが日本語を話せてびっくり!
あと女性がたくさん働いていて驚きました!

インドネシアには日本とのsimilaritiesがたくさんあります。
日本車がたくさん走っていたり、車は右側通行、マックやKFC...etc

夕食は歩いて近くのレストランに行ってナシゴレン食べました!おいしかった!
インドネシアの人たちはとっても親切でご飯を食べた後に店の中のSmall Tourをしてくれました^^
Terima kasih!!
帰るとき、横断歩道がなくて渡れなくて大変でした。

次は4日の出来事をお話します^^
お楽しみに♪



拍手[2回]

プロフィール
HN:
ICUユネスコクラブ
性別:
非公開
自己紹介:
東京都三鷹市にある国際基督教大学(ICU)の公認サークル。
ユネスコ憲章前文の”戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない。”という文章に賛同した学生たちが集まり、身近なところから世界の問題まで、興味を持ったことに関する勉強会を行っています。
活動時間:
火曜日→13:10~13:50:昼ミート@新D371
金曜日→19:10~21:30:勉強会(場所はTwtterやFacebookでご確認下さい)
カレンダー
03 2025/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30
ブログ内検索
Twitter
バーコード
カウンター
忍者ブログ [PR]

Powered by Ninja.blog * TemplateDesign by TMP