ICU UNESCO CLUBLOG
2013
こんにちは、15のりえこです!
いよいよSTのブログも最終日となりました。なんだか寂しいですね...。
3月17日はお昼まで自由時間でした。
私は朝からホテルの近くのスーパーに行き、お土産を購入しました。
ちなみに買ったものは、
・日本でもベトナム式コーヒーが楽しめるようにコーヒーフィルター
・Cốmというベトナムの緑米(若い時に収穫したお米)味のウエハース
などです。
そしてみんなより少し早めに空港へ行き、これからイスラエルに行くゆきえを見送りました!
ゆきえ、元気にしてるかな:)??
みんなと合流し夕方の便までの時間、ST全体の締めくくりとして最終ミーティングをして、ST全体通しての感想/考えたこと・STが始まる前にたててもらった個人目標の達成具合などを1人1人発表してもらいました。
社会主義や戦争・枯れ葉剤の被害について、もちろん知識を得た上でしか気づけないこともありますが、実際に現地に来て見たり聞いたりしたことやベトナムの方とふれあってみて初めて分かる部分がたくさんあったため「現地に行く」という重要さを感じた部員が多かったです。そして、自分自身と向き合う機会や部員との仲を深められたという感想があったのも、このメンバーで行ったベトナムSTでしか得られないものだったと思います。
また、事前の勉強会との繫がり・夜ミートの仕方などの改善点も多々あがったので来年はこれらを生かして16とこの春入ってくる17で素敵なSTを作り上げていって欲しいです!
ミーティングの最後にはリーダーの私&お誕生日のこたろー・ことこに色紙のプレゼントがありました!
みんなメッセージありがとう、とっても嬉しかったです〜(;;)
こうしてベトナムから無事日本へ朝帰ってきましたが、私たちのSTはまだまだ続くのです・・・
なぜならST報告会があるからです!!!!!
ST報告会は4月中に学内で行う予定です。詳細が決まり次第HPでお知らせさせていただきますので、みなさんぜひいらして下さい。
そしてそして!ST5日目にベトナム戦争で使用されたナパーム弾の被害にあったキム・フックさんの親戚の方が経営されているカフェに行きましたが、なんと・・・キム・フックさんが初来日し4月15日に東京で講演をされるそうで、申し込んだところ行けることになりました!!タイミンングがあまりによかったので、勝手に、ご縁を感じずにはいられません(笑)!キム・フックさんご本人のお話を伺えることと、STで学んだことをより一層深められる機会が増えてとても嬉しいです。
長くなりましたが、これで2012年度ベトナムSTのブログは終わりです。約1ヶ月間、ご愛読ありがとうございました!
2013
いよいよラストのプロジェクト日となりました!そんな10日目にはユネスコクラブなので世界遺産のハロン湾を訪れました。
ハロン湾はハノイより東へ100キロほどの距離にある、ベトナムきっての景勝地です。
広さ1,500㎢のハロン湾には、大小3,000もの島や岩が点在します。これらは、約11万5000年前に中国南西部の石灰岩でできた台地の一部が海の下に沈んで、海上につき出た部分が海水や風雨にけずられてできたそうです。
深いエメラルドグリーンの海と神秘的な雰囲気に包まれたハロン湾は美しい景観のみならず、様々な生態系の宝庫でもあります。また、ベトナムの古代民族の生活場所でもありました。
途中休憩を挟んで約5時間、やっと港に到着しました。港にある全ての船にベトナムの国旗が掲げてありました。
港に到着後乗船し、船の中でランチです^^
湾内の島々の景観と潮風を楽しみながら海の幸をお腹いっぱい食べました。
昼食後、船に小舟が寄ってきました。なんと果物や魚を売るようです。
その後、小さな船に乗り換えて、湾内の小さな島々の近くへ…
水上で暮らしている人々の家がありました。水上小学校もあります。
次に、鍾乳洞を訪れました。
ハロン湾にはたくさんの洞窟や鍾乳洞があります。
訪れた鍾乳洞は赤・青・緑・紫・オレンジの照明でカラフルにライトアップされていて、とても幻想的でした。
多種多様な形の鍾乳石は竜など様々な形に見立てることができ、数々の神話の起源となりました。実はハロンとは、ベトナム語で「ハー(おりる)・ロン(竜)」という意味で、ハロン湾の岩山は、天からおりてきた竜が、敵(てき)と戦ったときにくだいた岩だという伝説があるそうです。
後で分かったことなのですが、世界遺産に指定された場所の鍾乳洞のほとんどを自然なままで保存するため、観光客には一部のみを公開しているそうです。
約半日を神秘的な大自然の中で過ごし、私たちは再び熱気渦巻くハノイ市内へと戻りました。
都市部中心の今回のスタディーツアーの中、この一日はベトナムの自然と歴史を垣間見ることのできた幻想的な一日でした。
今日はこの辺で…Hẹn gặp lại
2013
いよいよスタツアも大詰めの9日目です☆そんな9日目にはベトナム友好村を訪問しました。
ハノイの都心部からタクシーに揺られること1時間半、友好村に無事到着しました。
ベトナム友好村は、かのベトナム戦争での枯葉剤の被害を受けた子供たち、および退役軍人たちが暮らす施設です。
それまで来た道の様子とは異なり、ある程度整備されて小奇麗な感じの場所です。最初に、応接間に案内され、そこで友好村の所長さんが私たちの質問に答えてくださいました。冬学期の事前勉強会で、友好村に関するビデオをみんなで見ていたのですが、まさにそのビデオに出演されていた所長さんが自ら当日出迎えてくださりお話してくださったので、感動も一入というやつです。
質疑応答のあとには、通訳さんの案内で、実際に教室や宿舎を見て回りました。ちょうど私たちが訪問した時間が授業時間にあたったため、生の授業の様子を見学することができました。友好村で提供されている授業は、国語、数学、職業訓練(社会的自立を目指すため)なのだそうですが、職業訓練のクラスで作られている作品の質の高さには驚きました。あまりにすごかったので、指さし会話帳で「すごい」という単語を必死に探し、作成中の生徒に見せたところすごく照れくさそうに微笑んでくれました。やっぱり言葉が一単語でも通じるって嬉しいですね。
ちなみにそこで作られた子どもたちの作品を購入することができ、みんなでちょっとしたお買いものタイムに。私もすかさず可愛いカードやベトナム刺繍のクロスをゲットしました。ここで子どもたちの作品を購入することにより募金にもなりますし、その購入したものを日本に持って帰ってお土産として誰かに渡すことによって友好村について伝えることもできて、こういう機会が与えられていることはすごく有意義なのではないかと感じます。ただ一方的に見学して終わり、ではなく。
←これも子供たちが作ったベトナム刺繍の作品です!写真みたい!
そのあとは、宿舎を少し見せていただきました。ここに住んでいる子供たちは必ずしも孤児ではなく、親元から離れて生活をしているそうです。この宿舎を初め、教室にもすごく可愛い動物たちの絵が壁にペイントされているのが印象的でした。このようなイラストは、海外からのボランティアたちが描いたものだそうです。
最後に、お昼前の30分程度時間をいただいて、子供たちと遊ぶことができました。日本から紙風船としゃぼん玉を持って行ったのですが、特にしゃぼん玉は大盛況!次々に子どもたちがやってきて、しゃぼん玉のストローが足りないくらいでした。この時だけでなく、教室を見学している時から子どもたちはとても人懐こく、向こうから近寄ってきてくれて積極的に関わってくれました。短い時間ながらも素敵な時間を過ごすことができました。また、ツーズー病院のスタッフさんと比べ、友好村の方がスタッフさんがよりこのような学生の訪問を好意的に受け入れている印象があったようです。枯葉剤の影響が30年経った今でも残っていることは憂うべきことなのですが、友好村のような施設でケアが行われている(精神的ケアの専門知識を持つスタッフも常駐しているそうです)ことが素晴らしいですよね。友好村という名の通り、訪問者をあたたかく迎えて下さり、子どもたちとの交流の機会を与えていただいたことに感謝です。
この日のプロジェクトは友好村訪問のみだったので、12時には全てプロジェクト終了。ということで2,3日前から議論のネタになっていた夜ミート改革のために、この日は14時から3時間ほどミーティングを実施しました。人数が何せ多いので、従来のミーティング方法だと何かと上手く行かないところもあったりしたため、時間がたっぷりあるチャンスを逃す手はない!ということで、それまでとは少しミーティングの形態を変えながらディスカッションなどを行いました。それでもまだ改善の余地はあるね、という感じで終わったのですが、こんな感じでユネスコクラブは試行錯誤しながらその時々に見合った形態で活動してゆきます。ということで無理やり感ハンパないですが、お次はいよいよスタツア10日目です(^O^)/
2013
3/14に行ったSJ Vietnam Youth Centerと水上人形劇鑑賞の報告を16のさわこ・こたろーからお送りします。
まず、SJ Vietnam Youth Center (以下VYCと表記させていただきます)という国際ボランティアNGOであるSJ Vietnam の施設を訪問しました。Youth Center で働くLinhさん(夜はこのLinhさんと食事に行き、楽しいひとときを過ごしました)にお話を伺い、メンバーからの質問にも答えてもらいました。その次に当団体のプロジェクトの1つであるFisher Villageを案内してもらいました。
VYCは主に人材教育に力をいれており、特徴としてはノンフォーマル教育を提供しています。 貧しい子どもの身分証明を請け負い、公立学校に進学させることを可能にしました。しかしこの後メンバー同士のミーティングで、ベトナムにおけるIDはどうなっているのか、という疑問がでました。
またVYCはFisher Villageに住む貧しいために水上での生活を余儀なくされている人々の生活も支援しており、貧しいために学校に行けない子どもたちの教育も行っていました。Fisher Village周辺は立ち寄るのは原則的に禁止されており、警察も来ることがあるからなのか私たちが今までに訪れた場所とはどこか違う緊張感が漂っていました。そのような貧困層の生活を目の当たりにしたのも貴重な見分を得ることにつながりましたが、水上で生活する理由に土地を一括しているのが国である、という共産主義のシステムが一役買っていることに触れたのも重要な経験となりました。VYC訪問はベトナムのボランティアのあり方を学ぶのに大事なプロジェクトでした。
↑案内してもらったFisher Villageのようす。
午後は水上人形劇を見に行きました。水上人形劇とはベトナムの伝統文化の一種で約千年の歴史をもちます。もともとは農民たちの気晴らしと豊作祈願のためにおこなわれていた地方の娯楽でしたが、現在ではベトナムを代表する伝統芸能となっています。
私たちが行ったのはタンロン水上人形劇場というところで、泊まっていたホテルから徒歩五分程度のところにありました。劇団員は約60人いて、そのうちの三分の二が舞台映画大学の卒業生です。
劇が始まると、会場の明かりが消えステージとなる水上にスポットライトがあたり、奥の幕から人形がでてきました。人形は後ろから棒とひもによって操られており、人の姿は見えません。劇の筋書きとしては、最初は神話から始まり最後は農民の話になり終わりました。劇中では音楽とスポットライトが効果的に用いられており、雰囲気づくりに大きく影響を与えていました。劇中ではベトナム語でナレーションが行われるので、細かい内容を把握することができなかったのが残念でした。しかし逆を言えばナレーションがわからなくても大まかな流れを理解できるのがベトナム水上人形劇の利点なのかもしれません。
↑水上人形劇に使われる人形たち。
人形劇のあとに、VYCでお話を伺ったLinhさんとの食事会で、ベトナムでは今韓国のドラマや歌が大人気で、若い人は伝統芸能にほとんど興味を示さない、と伺いました。たしかに見物客のほとんどは観光客とおぼしき人たちで、現地の人はほとんど見に来ていないという印象でした。日本でも日本人よりも外国人のほうが伝統文化に強い興味を示し、日本人よりも詳しいという現象が起きています。伝統文化とはいったい誰のものなのだろうか?ということを考えさせられました。
それでは、次の記事をお楽しみに。Coming soon!!
2013
こんにちは、16のことこです!
スタツア7日目、3月13日についてです。
今日は午前中、在ベトナム日本国大使館を訪れました。文化広報班長の三宅妙子一等書記官がお話をしてくださったのですが、業務の間の訪問で時間が限られていたため、あらかじめ受け取っていただいていた質問に三宅さんが答えるという形でした。三宅さんは11年前に初めてベトナムのハノイに赴任されて勤務した後、日本での勤務を経て今年再びベトナムのハノイに赴任されたということで11年前のベトナムの様子と今の様子を比べてのお話でした。いくつかお話の内容を簡単にあげてみます。交通事情は11年前が15分で行けたところが渋滞で今や1時間以上かかるようになり、交通事故も増加したそうです。実際私たちもベトナムの街を歩いていて信号がなかったり、あっても車やオートバイがどんどん来ている中を渡らなくてはいけないのが普通で大変危ない印象を受けました。交通事故だけでなく、発展して日本人がたくさん来るようになったことで日本人の巻き込まれる事件も増え大使館業務の忙しさは11年前と比べ3~5倍に激増したそうです。文化面に関しては、特に若者が韓国文化に影響されているそうです。実際街を歩いていても韓国風の髪形や服装をした人々を数えきれないくらい見かけました。日本文化は日本の伝統文化の関心が高いようで、少し意外な印象を受けました。ベトナム人と日本人の考え方の違いに関しては、日本人はその日のタスクが終わるまで残業していくのが普通らしいのですが、ベトナム人は就業終了時刻が来たら自分の業務の進行状況がどうであれすぐに帰ってしまうそうです。また、先ほどあげた交通事情の問題を解決するのに日本人は教育を重要視し交通ルールを守らせるのが先だと考えますが、ベトナム人はまずハード面つまり道路の拡充が先だと考えるそうです。このほかにもまだまだ興味深いお話をたくさんしてくださり、ここですべてを紹介できないのが残念です。
その日の夜ミートでは
大使館の重要な業務の一つである日本文化の発信を、国際交流基金という独立行政法人に頼っているのはどうかと思う、ベトナム人の70~80%が日本文化のイメージで伝統文化をあげているのに対してクールジャパンを押し出す外務省の戦略はあっているのか、大使館のセキュリティチェックが甘く(厳しく)驚いたという相反する二つの意見、など多数の意見が飛び交いました。
どうも、15のたくみです!
午前の大使館訪問を終え、しばしの市内観光のあと、私たちはベトナムに住む日本人大学生が紹介してくれたベトナム人大学生たちとの食事会に出かけました。
美味しい食事をいただきながら、皆で大いに盛り上がったのですが、ベトナム人大学生の口から出る、日本に関連するトピックとしては、やはり漫画・アニメに関するものが多かったように感じられます。
また、理工系の大学に通う大学生の中には、日本の情報技術に興味を寄せている方もいました。
非常に多くの大学生が来ていたので、全員が各々話す時間はなかったのですが、ユネスコクラブ部員の中には、後日再び会う約束をしている者もいて、終始和やかなムードの中、交流会は幕を閉じました。
この、大学生との交流プロジェクトの目的は主に二つあり、一つ目は、私たちと同年代のベトナム人の若者が、何を考え、どういったことに興味を持っているのかを探る機会を得る、というものでした。そしてもうひとつは、主体的に現地の人々と関わることで、ベトナムという一つの国を、遠い存在ではなく、自分に関わる身近な国として考える機会を得る、というものでした。
今回のプロジェクトでは、様々な方々の協力もあり、この二つを無事達成できたのではないか、と感じています。
今回知り合った人々と、この先も交流し続けていけたらいいですね!
では今日はこの辺で。
ユネスコ憲章前文の”戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない。”という文章に賛同した学生たちが集まり、身近なところから世界の問題まで、興味を持ったことに関する勉強会を行っています。
活動時間:
火曜日→13:10~13:50:昼ミート@新D371
金曜日→19:10~21:30:勉強会(場所はTwtterやFacebookでご確認下さい)