ICU UNESCO CLUBLOG
ICUユネスコクラブのブログです。
是非ご覧ください♪
2012
こんにちは、15のユキナです。
日本に帰ってきて約2週間、今はインドネシアでの思い出とカップ焼きそばに支えられて、元気とやる気でいっぱいです。
さて……お待たせしました、インドネシア滞在記の続きです。
ブログを書くのは初めてですが、頑張って書きますのでどうか最後まで広い心でおつきあいください。
この日は朝早く数台の車に乗り込み、ジョグジャカルタから北へ4時間ほどかけて目的の村へ移動しました。これから始まるのは二泊三日の村滞在。ホテルから離れて、村の人たちとの共同生活です。もちろん日本ともホテルとも勝手が違う、言葉もインドネシア語しか使えない(日中は通訳の方がいらっしゃいましたが夕方には帰ってしまわれます)という初めての状況が待っているので、皆さん少し緊張状態でしたかな?
移動途中、私たちの乗った車が前車両に追突するというアクシデントもありましたが……昼過ぎには無事、全員、村に到着しました。
集会所で、老若男女たくさんの村の人たちが出迎えてくれました。間もなくグリーティングが始まり、女性達による伝統音楽の演奏を見せてもらいました。
その後、ホームステイする家庭にそれぞれ分かれます。緊張していたわたくしはステイ先のお母さんと子ども達に迎えられ、その笑顔に何だかほっとしました。そして初めて使ってみたインドネシア語「お手洗いはどこですか?」……ちゃんと通じました。
ここで、私たちの滞在した村についてご紹介しましょう。
インドロキロ村はジャワ中部スマラン県のウンガランという山の上にあり、この村の人たちは昔ながらの農業と暮らしを大事にする、自然と調和した生活を送っています。そして彼らはエコツーリズムを行っていて、例えばウシの排出するメタンを再利用しエネルギーにするなど、自然を自然のまま維持しながら暮らすシステムを訪れる人に紹介しつつ滞在を楽しんでもらうビジネスを行っています。なので私たちもいくつかエコな文化に触れるプログラムを体験することになりますが、その内容は後のブログにて。
村を歩いてみると地鶏がよく歩いているのを見かけます。あとはとにかく坂道が多い! 急斜面をへろへろになって歩いていると住人の乗るバイクがよく通ります。それでもやはり目に入るのは緑、とウシ。山でも結構高い位置にあり、気候はそれほど暑くありませんでした。山の上なので雨がよく降り、その時は少し肌寒く感じます。蒸し返す暑さのジョグジャカルタと比べると格段に過ごしやすい気候でした。人々はフレンドリーな人が多く、見かけると挨拶をしてくれたり、挨拶を「パギー!」と返してくれることが多かったです。村ともなると家同士の繋がりも感じられます。集会所でも協力して食事を出してくださいました。
さあ待ちに待ったインドロキロ村の食事。いかがなものでしょう。とてもおいしくて、野菜も豊富で、日本人にも食べやすいものばかりでした。天ぷらのような発酵食品テンペには甘辛サンバル(赤いペースト状スパイス)がよく合います。たくさん食べて、エネルギーをつけましょうね。
村の人たちはコーヒーが大好きで1日に何回も飲むようです。昼食の後さっそく見学させてもらったのが、採取したコーヒーの豆の殻をとり、焙煎するプロセス。茶色くなった豆からは良い香りがしてきました。村のコーヒーはその豆を粉にして、お湯で淹れたあと上澄みのコーヒーを飲むというものでした。聞くところによると砂糖をコーヒー粉の2倍入れて飲むらしいです。さらにパームやしから作ったパームシュガーの固形を入れたり、一緒に食べたり。甘いものが好きなのですね。
私たちもコーヒーとパームシュガーを振る舞ってもらいました。コーヒーの味はまったりと濃く、お好みで甘くしてもさらに口の中にしみ渡り、とてもおいしかったです。何せ、村で採れたコーヒー豆で作ったコーヒーですからね。ステイ先のお家でも甘ーいコーヒーを頂くことができました。
夕方にはホームステイに分かれ、それぞれの家庭での時間を過ごします。
私たちは「指差し会話帳」を携え台所へ行き、夕食の準備を手伝おうと試みました。お母さんに「これを石ですり潰しておいてね」と指示され、四人で一つの皿を囲み、中のスパイスのようなものを一心にゴリゴリしていました。何だかシュールな画でしたが、少しは貢献できたかな。
夕食は、私のお家ではこれまたおいしいソトアヤムwithミー(鶏のスープ,麺入り)を頂きました。さきほどすり潰していたのがちゃんとスープの味になっていました! おいしいね、とメンバーと言い合いながら、楽しく食べました。もうお腹いっぱいかな、と思ったところでお母さんが「食べなよ食べなよ」と笑顔で促してくださるので、腹十三分まで食べてしまいました。
食後はコーヒーを飲みながら、子ども達と遊んだり、「指差し」を見ながらお父さんに発音を教えてもらったり、疲れるまで一緒に過ごしました。
明日も集合が早いので23:00頃には寝床につくことに。
けれど、お祈りをする為でしょうか、村の人たちの夜は長いようです。
それでは次回をお楽しみに。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
日本に帰ってきて約2週間、今はインドネシアでの思い出とカップ焼きそばに支えられて、元気とやる気でいっぱいです。
さて……お待たせしました、インドネシア滞在記の続きです。
ブログを書くのは初めてですが、頑張って書きますのでどうか最後まで広い心でおつきあいください。
この日は朝早く数台の車に乗り込み、ジョグジャカルタから北へ4時間ほどかけて目的の村へ移動しました。これから始まるのは二泊三日の村滞在。ホテルから離れて、村の人たちとの共同生活です。もちろん日本ともホテルとも勝手が違う、言葉もインドネシア語しか使えない(日中は通訳の方がいらっしゃいましたが夕方には帰ってしまわれます)という初めての状況が待っているので、皆さん少し緊張状態でしたかな?
移動途中、私たちの乗った車が前車両に追突するというアクシデントもありましたが……昼過ぎには無事、全員、村に到着しました。
集会所で、老若男女たくさんの村の人たちが出迎えてくれました。間もなくグリーティングが始まり、女性達による伝統音楽の演奏を見せてもらいました。
その後、ホームステイする家庭にそれぞれ分かれます。緊張していたわたくしはステイ先のお母さんと子ども達に迎えられ、その笑顔に何だかほっとしました。そして初めて使ってみたインドネシア語「お手洗いはどこですか?」……ちゃんと通じました。
ここで、私たちの滞在した村についてご紹介しましょう。
インドロキロ村はジャワ中部スマラン県のウンガランという山の上にあり、この村の人たちは昔ながらの農業と暮らしを大事にする、自然と調和した生活を送っています。そして彼らはエコツーリズムを行っていて、例えばウシの排出するメタンを再利用しエネルギーにするなど、自然を自然のまま維持しながら暮らすシステムを訪れる人に紹介しつつ滞在を楽しんでもらうビジネスを行っています。なので私たちもいくつかエコな文化に触れるプログラムを体験することになりますが、その内容は後のブログにて。
村を歩いてみると地鶏がよく歩いているのを見かけます。あとはとにかく坂道が多い! 急斜面をへろへろになって歩いていると住人の乗るバイクがよく通ります。それでもやはり目に入るのは緑、とウシ。山でも結構高い位置にあり、気候はそれほど暑くありませんでした。山の上なので雨がよく降り、その時は少し肌寒く感じます。蒸し返す暑さのジョグジャカルタと比べると格段に過ごしやすい気候でした。人々はフレンドリーな人が多く、見かけると挨拶をしてくれたり、挨拶を「パギー!」と返してくれることが多かったです。村ともなると家同士の繋がりも感じられます。集会所でも協力して食事を出してくださいました。
さあ待ちに待ったインドロキロ村の食事。いかがなものでしょう。とてもおいしくて、野菜も豊富で、日本人にも食べやすいものばかりでした。天ぷらのような発酵食品テンペには甘辛サンバル(赤いペースト状スパイス)がよく合います。たくさん食べて、エネルギーをつけましょうね。
村の人たちはコーヒーが大好きで1日に何回も飲むようです。昼食の後さっそく見学させてもらったのが、採取したコーヒーの豆の殻をとり、焙煎するプロセス。茶色くなった豆からは良い香りがしてきました。村のコーヒーはその豆を粉にして、お湯で淹れたあと上澄みのコーヒーを飲むというものでした。聞くところによると砂糖をコーヒー粉の2倍入れて飲むらしいです。さらにパームやしから作ったパームシュガーの固形を入れたり、一緒に食べたり。甘いものが好きなのですね。
私たちもコーヒーとパームシュガーを振る舞ってもらいました。コーヒーの味はまったりと濃く、お好みで甘くしてもさらに口の中にしみ渡り、とてもおいしかったです。何せ、村で採れたコーヒー豆で作ったコーヒーですからね。ステイ先のお家でも甘ーいコーヒーを頂くことができました。
夕方にはホームステイに分かれ、それぞれの家庭での時間を過ごします。
私たちは「指差し会話帳」を携え台所へ行き、夕食の準備を手伝おうと試みました。お母さんに「これを石ですり潰しておいてね」と指示され、四人で一つの皿を囲み、中のスパイスのようなものを一心にゴリゴリしていました。何だかシュールな画でしたが、少しは貢献できたかな。
夕食は、私のお家ではこれまたおいしいソトアヤムwithミー(鶏のスープ,麺入り)を頂きました。さきほどすり潰していたのがちゃんとスープの味になっていました! おいしいね、とメンバーと言い合いながら、楽しく食べました。もうお腹いっぱいかな、と思ったところでお母さんが「食べなよ食べなよ」と笑顔で促してくださるので、腹十三分まで食べてしまいました。
食後はコーヒーを飲みながら、子ども達と遊んだり、「指差し」を見ながらお父さんに発音を教えてもらったり、疲れるまで一緒に過ごしました。
明日も集合が早いので23:00頃には寝床につくことに。
けれど、お祈りをする為でしょうか、村の人たちの夜は長いようです。
それでは次回をお楽しみに。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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プロフィール
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ICUユネスコクラブ
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性別:
非公開
自己紹介:
東京都三鷹市にある国際基督教大学(ICU)の公認サークル。
ユネスコ憲章前文の”戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない。”という文章に賛同した学生たちが集まり、身近なところから世界の問題まで、興味を持ったことに関する勉強会を行っています。
活動時間:
火曜日→13:10~13:50:昼ミート@新D371
金曜日→19:10~21:30:勉強会(場所はTwtterやFacebookでご確認下さい)
ユネスコ憲章前文の”戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない。”という文章に賛同した学生たちが集まり、身近なところから世界の問題まで、興味を持ったことに関する勉強会を行っています。
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火曜日→13:10~13:50:昼ミート@新D371
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